研究会概要

近年、天文将来計画の検討が活発化しています。45m 鏡においても、今後、どのようなサイエンスが展開可能か、多角的な観点から、みなさんと検討を深めたいと考えています。すでに開発コミュニティでは、2023年より検討会を開催しており、今後の開発計画を検討するとともに、すでにいくつかのプロジェクトが予算獲得に向けて具体的に進み始めました。本研究会では、現在の観測性能と、予想される性能向上ロードマップをもとに、コミュニティの皆さんに「45m 鏡」という可能性について再認識し、進行中の観測プロジェクトの紹介や今後の展望、45m鏡から ALMA, ng-VLA, LST, SKA など他プロジェクトへの発展や、45m鏡に今後期待することなど、ざっくばらんに議論します。

日程・場所

日程:2024年12月2日(月) 9:30 - 17:35

場所:国立天文台 三鷹キャンパス すばる棟 大セミナー室

       〒181–8588 東京都三鷹市大沢2丁目21−1

講演申し込み

口頭講演 プログラム

I = Invited , C = Contributed, Z = Zoom

Session 1(座長:徳田)

| 9:30 - 9:45 | | 西村淳 (NAOJ NRO) | 開催経緯・現状と将来 | | --- | --- | --- | --- | | 9:45 - 10:10 | I | 島尻芳人 (九州共立大) | 45m鏡による星形成フィラメントの観測:過去の知見から将来の展望へ | | 10:10 - 10:35 | I | 富田賢吾 (東北大) | 分子雲コア描像の検証に向けて |

Session 2(座長:佐野)

| 10:50 - 11:15 | I | 藤田真司 (統計数理研究所) | 深層学習を用いたFUGINデータ内の分子雲の距離決定 (+α) | | --- | --- | --- | --- | | 11:15 - 11:30 | C | 村瀬建 (岐阜大) | 銀河面サーベイデータを用いた電波連続波天体に付随する 分子ガスの研究 | | 11:30 - 11:45 | CZ | 河野樹人 (名古屋市科学館) | CO同位体サーベイデータを用いたCO-to-H2 変換係数の導出 | | 11:45 - 12:00 | C | 山田麟 (名古屋大) | 原子ガスから星形成まで: 太陽円外分子雲の進化過程の統計的研究 |

Session 3(座長:酒見)

| 13:15 - 13:40 | IZ | 秦和弘 (名古屋市立大) | 野辺山45mを用いたVLBI観測(仮) | | --- | --- | --- | --- | | 13:40 - 13:55 | CZ | 田村陽一 (名古屋大) | ミリ波補償光学:副鏡制御による低次Zernikeモードの実時間補正 | | 13:55 - 14:15 | I | 前田郁弥 (大阪電気通信大) | 野辺山45mを使った近傍銀河の分子ガス観測 |

Session 4(座長:村瀬)

| 14:30 - 14:50 | I | 佐野栄俊 (岐阜大) | 野辺山 45-m 鏡を用いた超新星残骸の探究 | | --- | --- | --- | --- | | 14:50 - 15:10 | I | 酒見はる香 (山口大) | マイクロクエーサーSS433ジェットと相互作用する分子雲観測 | | 15:10 - 15:30 | I | 竹川俊也 (神奈川大) | 野辺山45m鏡で探る銀河系中心領域の分子雲 |